脳活バランサーCogEvoで今日も活き活き! 5分で、楽しく、ネットで、見える化!

こんにちは。『認知機能の見える化』研究所 森保です。

今回からシリーズ『日常生活を認知機能の視点で分解!』として、日常生活の何気なく行っている出来事について、どのような認知機能を使って実行されているのかを考えていきます。

第1回の今回のテーマは『ランチ会』

 

■認知機能とは

広辞苑によると、①物事をはっきりと知ること、または②生物が対象の知識を売るために、外部の情報を能動的に収集し、それを近く・記憶し、さらに推理・判断を加えて処理する過程と定義されています。

すなわち、認知機能とは簡単に言うと、人や生き物が生活を送っていく際に、さまざまな情報を取り入れて、頭の中に覚え、考え、判断して、行動して、生活を続けていくのに使う、脳の働きということですね。

認知機能についての詳細は、『認知機能の見える化プロジェクト』でまとめています。もっと詳しく知りたい方は、是非ご覧ください。 ⇒こちら『認知機能の見える化プロジェクト』 認知機能について)

(注:認知機能の分類は、学術的な観点では、いくつかの言葉や種類分け、概念がありますが、このブログではわかりやすく伝えることを優先した表現にしています。)

 

■日常生活を認知機能の視点で分解!①ランチ会

女子会のイラスト「ケーキと紅茶パーティ」

さて、では、「ランチ会」を開催することについて、認知機能に分解して考えていきたいとおもいます。

なぜ「ランチ会」なのか? 実は特にランチを選んだ深い意味はないので、夜のお食事会でも、朝の朝食会でも良いのです。
とはいえ、お昼ご飯を予定を立てて食べに行くって、ちょっとワクワクしませんか?

以前私がお話を伺ったご高齢の女性は、お友達と月に一度、グループで予定を立ててランチに行くのが楽しみなの!とおっしゃっていました。80歳代から90歳代の女性グループで、地元のおいしいと言われるお店にみんなで出かけ、おしゃべりをしながらランチを楽しむのだそう。ちなみに、メニューはグラタン、カキフライ、スパゲティ・・・と洋食が多いご様子でした。お元気で、楽しそうで、おいしく食べられるのって、素敵!

元気の源は、一体何にあるのでしょうか?外出すること、交流することは、認知症予防に良いと言われますが、もっと細かな視点で、日常の何気ない「ランチ会」を追いかけてみましょう。

 

■事例

【事例】

スマートフォンで写真を撮影する人のイラスト(女性)ワンプレートのイラスト

あゆみさんは、いつものように、趣味の活動で出会ったなじみの仲間同士のLineで、おいしいお店の情報や、最近の出来事などの情報交換をしていました。そろそろ、みんなで集まろう、と、誰ともなく言い始める頃です。夏も近づき、ビヤガーデン、バーベキュー、肉料理なども楽しめる季節になりました。さて、今回はどこに行くのでしょう?

あゆみさんのなじみの仲間は、かよさん、さゆりさん、たみさん、なつこさん。仲良し5人グループです。あゆみさんと、かよさんは、車の運転ができますが、事故が心配なので他人を載せたくはありません。ほかの人は自転車やバスを使っています。さゆりさんは、生ものが苦手で、少し好き嫌いも多いようです。たみさんは、そそっかしく、予定を良く忘れたり勘違いすることがあります。なつこさんは、初めて行く場所ではたいてい迷います。自宅の方向はバラバラで、今まではたいてい街の中心部にあるお店であつまることが多かったようです。

では、そろそろ、いつもの「ランチ会」の準備を始めましょう。

 

■工程① いつもの仲間が集まって

女子会で乾杯をしているイラスト

最近は便利なもので、たいていの連絡はLineやSNSが利用できます。あゆみさん、かよさん、さゆりさん、たみさん、なつこさん、みんなラインが使えます。【情報機器の操作方法の習得と操作:短期記憶・長期記憶・手続き記憶】

たみさん:そろそろランチに行きましょうよ。前回は「コロッケハウス」で「絶品クリームコロッケランチコース」を食べたわね。とてもおいしかった。【長期記憶】

かよさん:おいしかったわね。あのあと、私は子どもにせがまれて、家族をつれて一度行ったわ。すごくおいしいって、みんなたくさん食べたの。自分で運転したから、道が分かるかなと思ったけれど、行く前に地図をみたらわかりやすい道ですぐに行けたわ。【空間認識力】

さゆりさん:かよさんの家は大家族だから、高かったでしょう?安いランチコースでも1200円だから、1万円近くかかったんじゃない?でも、おいしいってよろこばれてよかったわね。【計算力】

あゆみさん:じゃぁ、今回も洋食にする?どこか、新しいお店があったら、行ってみましょうか。みんなの予定はどう?空いてる日を教えてくれる?【計画力】

たみさん:カレンダーを確認したら、来月はいまのところ予定がないけれど、たぶん2週目は町内会の用事があると思うわ。例年、この時期なの。【記憶力、予想する力、計画力】

なつこさん:私は土日と火曜日以外は大丈夫。【記憶力、計画力】

・・・楽しそうな話は続きます。

 

■工程② 今回の幹事は私

幹事のイラスト(女性)

さて、今回はあゆみさんが、幹事の役を担います。

準備の間が楽しい!という考え方もできますが、幹事はなかなか大変なもの。あちこちに電話をして調整したり【記憶力、計画力】、参加者がきちんと参加できるように配慮したり・・・。

さぁ、あゆみさんの認知機能が次々と働き、幹事の役目をはたして行きます。

あゆみさん:さて、今回はどうしようかな。みんなが洋食がいいと言っていたけれど、前回とは違うお店で・・・どこかないかな。【記憶力、情報を収集する力】

たみさん:少し前に国道沿いをとったら、新しいお店ができていたわよ。【記憶力】お店の名前は、何だったか、見たけど忘れたわ。赤い屋根でレンガ造りの建物よ【イメージを記憶する力】

かよさん:それ、地元のネットニュースで見たわ。なんだったっけ、、、探してみる、、、そうそう、お店の名前は「れんが屋洋食店」ね。【情報を収集する力、記憶力】

・・・結局、候補のお店が3つほど上がりました。あとは、あゆみさんにおまかせなのは、いつものパターンです。

 

■工程③ 幹事のお仕事 お店選び編

お店の建物のイラスト2お店の建物のイラスト6お店の建物のイラスト4

お店を選ぶにあたっては、参加者の好み(さゆりさんは苦手な食べ物がある)、参加者の交通手段(公共交通機関やタクシーがつかえるところ)、価格、曜日など、たくさんの項目を検討する必要がありますね。【記憶力、計算力、理解する力、予測する力、見当識、判断する力、決定する力】

 

■工程④ 幹事のお仕事 日程調整編

カレンダーを見る人のイラスト(女性)

日程調整は、複数の人の予定を確認しみんなが可能な日程を探し出し【短期記憶、計画力】、みんなに伝える【言語を使う力】ことが必要です。

特に日程調整は、曜日や祝日、お店の営業日や時間、バスや電車の時間など、さまざまなものを考慮しながら考える必要があり【ワーキングメモリ:即時記憶】なかなか、認知機能にとっては複雑な行動です。

もちろん、参加者があれこれいろんな条件を出してうまく調整ができそうになくても、イライラしたりキレたりせず、落ち着いて考えることも必要です。【抑制力、思考力】

 

■工程⑤ 幹事のお仕事 お店予約編

携帯電話で話す人のイラスト(女性)お店の建物のイラスト6ラザニアのイラスト壁掛けカレンダーのイラスト

さて、行きたいお店と日時が決まったら、次はお店に予約をしましょう。

伝えることは、日時、人数、予算やコースなど。

あゆみさんは、お食事の内容は当日決めることにして、日時と人数だけを伝えて予約することにしました。予約する際には、お店の休業日を避けることは当然ですね。もし、電話をしようとおもった日が休業日なら、翌日以降にかける必要があります。【記憶力、計画力】

ところで、電話での会話は、対面で話をするよりも、いろいろと難しいものです。初めて話す人同士が電話で話す場合、相手にとって聞きやすいスピードや、適切な声の大きさもわからず、表情も見えない、口元も見えない状態では、情報伝達の効率は、対面で話すときよりも低下します。落ち着いて、わかりやすく電話で伝えたいものですね。【聴覚認知力】

 

■工程⑥ 幹事のお仕事 諸連絡編

スマートフォン・スマホのイラスト友達のイラスト「肩を組む女性たち」

さぁ、予約がとれました!次はみんなに伝えましょう。

伝える内容は、集合場所、日時、お店の名前、だいたいの予算など。お店の前に集合するのか、どこかの駅やバス停で待ち合わせるのかも考えて、みんなが無事に時間に到着できるような情報を伝える必要がありますね。【計画力、記憶力、地図を読みルートを考える力、地図を言語化して伝える力、時間の計算】

 

■工程⑦ 幹事のお仕事 みんなきちんと来れるかな?編

時計のイラストお店の建物のイラスト6

いよいよ、ランチの当日です【時間管理】。天気も良く、ランチにでかけるのにはピッタリです。

しかし、かよさんが体調不良でお休み、という事になってしまいました。お店に電話をして、人数が減ってしまった事を伝えました。

たみさんがうっかりしているかもしれないとおもったので、グループのLineで「今日ですよ」というメッセージを入れました。【記憶力】

道に迷いやすいなつこさんのために、あゆみさんは、最寄り駅のバス停からなつこさんと一緒に行くことにしました。電車の時間を見て、バス亭には少し早く着くように家を出ました。【計画力、時間の計算】

お店に到着すると、すでにさゆりさんは到着していて、しばらくまつと、たみさんもやってきました。

 

■工程⑧ みんなで楽しむ、ランチ会

女子会で乾杯をしているイラスト

ランチ会が始まると、わいわいがやがや。今日は4人でかわるがわるしゃべりました。店内は賑やかで、ほかのグループも盛り上がっているのか、大きな笑い声が聞こえてきます。そんな中でも、4人の会話は盛り上がりました。声が小さめのかよさんの話には、みんな一生懸命耳を傾けます。【選択注意(注意力を必要な方にむけること)】

また、おしゃべりをしながらも、おいしい料理を楽しみました。今日は丸ごとの魚料理が出てきて、骨も含まれていましたが、みんなおしゃべりをしながら、上手に骨をよけて食べました。【注意分配(同時にいろんなものに注意を配ること)】

昔の話をしたり【長期記憶】、未来の心配事をしたり【予測する力】、近くで起こった事件の犯人像について語り合ったり【推論】、さまざまなことについて話をしました。

途中、あゆみさんが危うくグラスを倒しそうになりましたが、それに気づいたさゆりさんが間一髪、グラスをよけてくれました。【空間認識力】

沢山しゃべり、デザートまでしっかり食べ、大満足です。あっという間に時間は過ぎ、気が付いたらもう、こんな時間。次の予定がある人もいるので、そろそろお開きです。【時間管理】

 

■工程⑨ 幹事のお仕事 お会計編

お金を支払う人のイラスト(女性)

さて、あとは、お会計。いつも、自分で食べた分は自分で払う主義のグループです。

それぞれ、自分が食べたものを思い出しました。「1300円のランチコースと、100円でコーヒーと、お魚に変更したから100円増しで、食前酒を飲んだから、500円・・・2000円ね」と、計算し、お会計をしました。【計算力、記憶力、ワーキングメモリ】

あとは安全に帰るだけ。

今日これなかったかよさんは残念だったので、また近いうちに、みんなでランチに行こう!という話をして、岐路につきました。

 

■まとめと感想

花冠をかぶった女の子のイラスト

幹事って、大変。

幹事になっていなくても、何かを予定を立てて実行するって、なかなか大変。

一つ一つの行動には、いくつもの頭の働きが必要です。上記では書ききれていない認知機能もあります。人は生活の中で、意識せずに、物事を決めたり予定を立てたりしていますが、認知機能の機能面に分けて考えると、とても複雑なことが行われていることが想像できます。

認知機能って、すごい。

事例を通じて、認知機能を身近に感じていただきたいとおもいます。

(参考:認知機能の見える化プロジェクトWebぺージ
※文中の事例はフィクションです。

 

脳活バランサーCogEvoで今日も活き活き! 5分で、楽しく、ネットで、見える化!
脳活バランサーは、認知機能を見える化(グラフ化)し、皆様の生活の中でのさまざまな気づきのお手伝いをしますよ。

認知機能を「5分で、楽しく、ネットで、見える化!」

 

■おまけ

お知らせです。

脳活バランサーCogEvoの株式会社トータルブレインケアは、ソーシャルワーカーデーin兵庫 に協賛しています。ブースで、脳活バランサーCogEvoの体験もしていただけます。

少し先ですが、是非、夏の神戸にお越しいただき、ソーシャルワーカーデーin兵庫もお立ち寄りくださいね。

ソーシャルワーカーデーin兵庫
2018年8月25日(土曜日) 10:00~16:00
JR神戸駅下車 地下へ降りてすぐ デュオ神戸・デュオドーム

 

 

※「脳活バランサー」は株式会社トータルブレインケアの登録商標です。
※「COGEVO」は株式会社トータルブレインケアの商標です。