脳を鍛える!(第3回:ICTを活用したトレーニング編)

脳活バランサーCogEvoで今日も活き活き! 5分で、楽しく、ネットで、見える化!
こんにちは、『認知機能の見える化』研究所 森保&活太郎です。
認知機能の見える化プロジェクトはこちら ⇒「認知機能の見える化プロジェクト」

シリーズ3回で、認知機能…すなわち脳の働きを鍛え、認知機能低下を予防する方法をご紹介しています。
これが、完璧な方法!というのはありませんが、さまざまな方法が提唱されています。
まずは、楽しんでできること。そしてそれを、楽しく続けていくこと。それが大切です。
あなたにピッタリな方法を、見つけられると良いですね。

最終回の第3回は、ICTを活用したトレーニングについてご説明します。

第2回:体を動かすトレーニング編はこちら
第1回:デスクワーク編はこちら

 

■ICTを活用した頭のトレーニングとは?の前に、ICTについて。

まず、基本的なことですが、”ICT”というのは、”Information & Communication Technology”の頭文字です。訳すと、”情報通信技術”ですね。以前(2000年頃)は”IT”(Information Technology:情報技術)という言葉が良く用いられていました。基本的には同じような意味ですが、ITよりICTのほうが国際的であること、また、通信を意味する”Communication”を入れた言葉の方が、情報が通信という技術によりやり取りされることをよく表していることなどから、日本でもICTという言葉が一般的になってきました。

次々新しい英単語が出てくるから、覚えきれない!わからない!!と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、ICTとは、コンピュータやスマートフォンやタブレット、携帯電話、インターネットなどなどをひっくるめた技術のことだと思っていただいて良いと思います。

もっと簡単に言うと、「パソコンとかウェブとか、ネットとかスマホとか、ああいうやつ」です。

 

■ICTと医療・介護・福祉

一昔前、コンピュータやインターネットというと、例えばベンチャー企業が立ち上げた画期的なサービスであったり(Facebookとか、mixiとか)、ホームページを作ったり閲覧(ブラウザでネットサーフィンとか)したりするイメージかもしれません。私が大学に入学したころは、Webが一般利用され始めたころで、HTML(ホームページを記述するコンピュータ言語のひとつ)をほぼ直接打ち込んで、文字と簡単な写真だけのホームページを作る演習をしたものです。ポケットベルの時代が終わり、携帯電話が一般的になりはじめたころの話です。

それから数十年、技術は大きく前進し、今ではたいていの情報はWebから得られ、インターネットを使って意思疎通をし、そのためのツールもさまざまなものが出回っています。ビジネスの場でも、ワードやエクセルなどの利用は当然ですが、それをインターネットを介して共有したり、クラウド(雲の上という意味で、データをそれぞれの机上のパソコンに蓄積するのではなく、インターネット上のサーバーに蓄積するとともに、データの処理などもインターネット上のサーバーで行う技術)で情報を作り上げ提供することも可能になりました。

教育の場では、ゲーム機器を使った学習コンテンツが2000年を過ぎたころから研究・実用化されはじめ、今ではタブレット端末や専用端末を利用して使える学習コンテンツも充実してきています。有名な通信教育でも、楽しく効率的に学べる教材が販売されています。

さて、医療・福祉・介護の現場でのICTの活用状況ですが、近年益々増加しています。技術自体が進歩し、より使いやすくなったこともあるでしょうし、例えば医療機関の少ない地域で遠隔診療を可能にするためには、ICTを活用した方法をとる必要もあります。山間部などでなくても、効率よく情報共有をするために、例えば病院や訪問医療の事業所では電子カルテも一般的になってきましたし、介護や医療の事務作業でもインターネットやパソコンソフトの利用は当然になってきています。また、介護施設ではベッド上や施設内の見守りシステムとしてICTを活用した見守り介護ロボットが導入されているところも増えています。その他、コミュニケーションを図るロボットや、レクリエーションの道具としてICTを活用したものが増えています。

 

■ICTを活用した認知機能トレーニングツール「脳活バランサーCogEvo」

認知機能のトレーニングツールとしても、ICTは活用されています。もちろん、もうすでに数多くの児童や生徒への学習コンテンツが販売されていることから、たとえば漢字や計算などを楽しくクイズ形式で出題し、答えを確認することは技術的には以前から可能でした。しかし、最近では、今後の高齢者の増加とそれに伴う認知症高齢者の増加の見込みと、それをできるだけ予防し、健康寿命を延ばし、自分らしく住み慣れた場所で楽しく暮らせるように認知症や健康状態の低下は早期発見、早期治療・対応・ケアに繋げよう!ということで、認知機能のトレーニングにも、ICTが活用されています。

認知機能を鍛えるトレーニングのためのICTツールやサービスは、インターネットで検索するといろいろと出てきます。おおよその共通点は「紙でする脳のトレーニング教材よりも、音が出たり動きがあったりするので、面白い」とか「ゲームとして取り組める」などがあります。

今回は、弊社(株式会社トータルブレインケア)が提供している『脳活バランサーCogEvo』での認知機能トレーニングについてご説明します。

 

●脳活バランサーCogEvoとは

『脳活バランサーCogEvo』は、高次脳機能障害のリハビリテーション研究によって開発された『高次脳機能バランサー』を元に、認知症の予防や高齢になるにつれて衰えていく生活に必要な認知機能のトレーニングを目的に開発されました。

http://tbcare.jp/noukatsu/cloud/

画像クリックで、脳活バランサーCogEvoのページへ。

脳活バランサーCogEvoは、ICTを活用したサービスで、クラウド技術を採用しています。つまり、インターネット上のサーバーでサービスを提供し、結果を処理し、データを保存しているので、ご利用になる場合には、インターネットにつながったタブレットやパソコンなどをご用意いただくだけで、準備は完了です。お手軽に始められるのが、クラウドサービスの良いところです。また、常に最新バージョンを提供するようにしているので、お手元のパソコン上で更新作業を行っていただく必要はありません。

12種類のタスク(パズルゲーム)を搭載しています。そのうち、5種類のタスクを行っていただく事で、認知機能の5つの側面について結果をグラフで表示します。

バラエティ豊かなタスクの数々。

 

●脳活バランサーCogEvoの特徴 3つ

特徴を3つ挙げます。たぶんもっとあると思いますが、ひとまず3つ。

  1. 結果がグラフで「見える化」されてわかりやすい。
  2. 結果が蓄積され、折れ線グラフで表示されるので、経時変化が見える。
  3. 結果は、認知機能の5側面関して5角形グラフ表示されて、自分の特性が把握できる。

過去の結果もグラフで表示するので、結果の推移が一目でわかります。

五角形のグラフ、級とメダルも表示します。

ちなみに、認知機能の5側面とは「注意力、記憶力、見当識、計画力、空間認識力」の5つです。しばしば「認知症になると認知機能が低下する」と『認知機能』の4文字で脳の機能を表現していますが、実際は認知機能は実にさまざまな機能を持っています。一言で、認知機能の低下と表現をしても、それが記憶力の低下なのか、空間認識力の低下なのかによって、注目すべきことは変わってきます。

また、認知機能の状態は、例えば体調などとともに変化しています。頭がガンガン痛いときには注意は払えない、眠い時には段取りをするのが面倒、ということは経験がある人も多いかと思います。その変化が一時的なものなのか、継続しているのかを把握することが大切です。

脳活バランサーCogEvoは、認知機能の5側面の状態や、過去の推移をわかりやすくグラフで表示し「見える化」しています。

結果の見方は以前のブログでご紹介しました:こちら「結果をみてみよう」

 

●脳活バランサーCogEvoのおススメなこと 3つ

おススメな点を3つ挙げます。本当はもっと沢山ありますが、まずは3つ。

  1. 認知機能を確認する道具ですが、タスクが楽しい・面白い
  2. 1回あたり、5機能バランスチェックは5分程度で終了する
  3. 12種類のタスクがあり、いろいろなタスクを楽しめる

 

脳活バランサーCogEvoは、単にトレーニングをするだけではありません。認知機能について確認し、その結果を残し、自分の状態を自分で確認(かっこよく言うと、セルフモニタリング)するために、活用していただきたいツールです。しかし、楽しくなくては続きません。無理やり面白くないのに行うトレーニングは、苦痛です。義務感で行う訓練ほど面白くないものはない!私はそう思います。脳活バランサーCogEvoは、認知機能のトレーニングを目的に作られていますが、楽しみ継続できるように・・・との思いを込めて開発しています。

 

●脳活バランサーCogEvoのタスク具体例

全部で12タスクあるのですが、ひとまず3タスクをご紹介します。

1.フラッシュライト

フラッシュライト

赤・青・緑・黄の4つのボール(玉?球?)があります。これが、順に光ります。
スタートは2か所から。ぽん、ぽん、と順に光ります。どこが光ったか覚えてください。
そして、光り終わったあとに、同じように、ぽん、ぽん、と光った順でボールにタッチしてください。

2個から始まり(5個スタートも選択できますが、慣れるまでは2個スタートをお勧めします)、順に増えてきます。3個、4個、ぽん、ぽん、ぽん、ぽん、ぽん、ぽん・・・、あれ?最初にどれが光ったっけ??と、多くなるにつれ、難しさも増します。

さぁ、あなたは、何個まで覚えれますか?

 

2.ルート99

ルート99

スタートからゴールまで、マスをタテかヨコに一つずつ進み、途中数字が書かれたマスは数字の順に全部通るように、道順を考えてたどります。一度通ったマスは、2度と通れません。引き返せないし、交差できないので、ご注意ください。

よーく先を見て考えないと、①、つぎは②、それから・・・あれ?交差しないと③へ行けないよ?という事になります。お気をつけて。何事も、一歩先を考える、というのが上手くいくコツかもしれません!

 

3.視覚探索

視覚探索

視覚探索は、スピード勝負です。指示された順番に順序良く、次々と、テキパキと、ボタンを押していきましょう。正しく、早く!早く、正しく!!冷静に、落ち着いて、でも急いで!!

3ステージ構成ですが、1,2ステージよりも、3ステージは難易度がグーンと上がります。1,2で簡単簡単~と進んできたのに、3ステージを見て「え!?」となり、あわわわわ~と問題を考えるのも、頭のトレーニングです。

 

他にも、以前にブログでいくつか実戦レポートをしているので、ご覧ください。
今後も、残りの9タスクを順に実戦してレポートしたいと思います。

リンク:ステップ

リンク:ナンバーステップ

リンク:さめがめ

 

■まとめ

さて、いろんな手法で、脳や認知機能のトレーニングができることを3回にわたってご紹介しました。

中でも、ICTを活用したトレーニングは、紹介した脳活バランサーCogEvoを含め、さまざまなものがあります。ICTの進化によって、これまでの紙で行っていたパズルやクイズではできなかった、動きや音を伴って楽しくできるコンテンツが実現しています。

しかし、「タブレットで」「パソコンで」「スマホで」というと、『え!?!?パソコン??インターネット?そんなの、かわらないし、できない。やったことない。無理無理無理無理。』と思われる方もあるかとおもいます。一方で、『やったことない。できるかなぁ?チャレンジしてみようかな』と不安に思われつつも、やってみようと思われる方もいらしゃいますね。

時代はこれからも、どんどん進み、新しいものを生み出し続けるでしょう。新しい経験をすること、チャレンジしようとすることは、脳に刺激をもたらします。新しい方法を覚えること、工夫をすること、想像をすること、驚くこと、そして、新しい技術やツールを使えるようになる喜びを得ること。これらすべては、きっと精神的な満足感も与えてくれます。

「よし!やってみよう!!」と思えることは、とても良いこと。その気持は、健康を維持し向上することの第一歩です。是非、出来ることや興味があるところから、楽しみの一つとして初めてみませんか?

チャレンジ!チャレンジ!

 

■おまけ

この、冬の終わりから春の初め。
いろんな花が咲き始めるこの季節。
もうそろそろ、見ごろは終わり掛けですが、この、ピンク色の八重咲の椿。

綺麗ですねぇ。しかし、私には、おいしそうにも見えます。

八重咲の椿♪きれいだな~、そしておいしそう!?

この花を見るたびに、バタークリームでできたバラの花を連想してしまうのです。

昔、まだケーキが今ほどあちこちになかったころ(すくなくとも、私のまわりでは・・・)、ケーキも生クリームのケーキに並んで、バタークリームのケーキもよく売られていました。むしろ、生クリームのケーキよりも、バタークリームのケーキのほうが多かったのではないかと思います。

いずれにしても、子どもにとって「ケーキ」というのは特別な食べ物であり、またデコレーションケーキの上に載っている飾りものは、宝物のような存在でした。バタークリームでできたバラの花もそう。薄いピンク色に染められたクリームで絞り出されたバラの花。

あぁ、食べるのがもったいない!

そんな回想話をしていると、時代の移り変わりはすごいなぁと思う今日この頃です。
みなさんの、思い出の食べ物はなんでしょうか??

ケーキが食べたくなったけれど、ないので、チョコレートとせんべいという、甘いもの&しょっぱいものの最強コンビでおやつタイムにします。

ではまた~

 

 

※「脳活バランサー」は株式会社トータルブレインケアの登録商標です。
※「COGEVO」は株式会社トータルブレインケアの商標です。
※登場する活太郎はロボホンです。「ロボホン」は、シャープ株式会社の商標または登録商標です。