「認知機能を見える化」する、とは?

【健康のために自分で測定する】

ところで、健康のために日頃自分でしている測定について考えてみましょう。

まず、体温。

子どもの頃から、プールの日、予防接種の日、なんだかしんどい日には体温計で体温を計っていました。
昔(?)は水銀体温計といって、脇に10分ぐらい挟んでいると、ガラスケースの中の水銀がスルスルと伸びて、横のメモリを読む水銀体温計が主流でした。
今では、数十秒でピピっと予測して体温を教えてくれる電子体温計が主流ですけれど。
余談ですが、水銀体温計で測り終わって針(?)を元の位置に下げるときに、手首にスナップをきかせて振るのですが、あれが楽しくて体温を計っては下げる、を繰り返していた子供の頃・・・。
電子体温計が主流の今、あの技を楽しむことももうありません。

この時期インフルエンザが猛威をふるっていますが、体温の確認は必要です。
中には、高熱が出ないパターンもあるようですが、ひとまず体温は体調を確認する目安にもなりますし、人に体調を伝える場合にも「なんかしんどい・・・」だけよりも「なんかしんどい・・・体温が38度ある」などと言えたほうが、状況が伝わりやすくなります。

そう、体調などの目に見えないものを数値化することで、他の人とも情報を共有しやすくなりますね。

そして、自分で測ると言えば、体重など。

朝起きたときや、夜寝る前、定期的な体重測定は、食べすぎや、脱水傾向を知る手がかりになりますね。
最近では、体脂肪率も簡単にはかれる体重計もありますので、測っていらっしゃる方も多いのではないかとおもいます。
体重や体脂肪率は、数値を記録してグラフ化すると、特にダイエット中などは役に立ちます。
一目見て、経緯が分かるというのは、いろいろと便利なものです。

ほかに、測ると言えば・・・血圧とか。血糖値とか。

血圧計は、最近では小型のもので、手首や上腕で測れる家庭用が普及して、高血圧に気を付けられている方はこまめに測られている場合もあるかとおもいます。
スポーツジムなどでも、体重計体脂肪計と並んで設置してあったり、ショッピングセンターや薬局など、街のあちこちに設置されていて、気軽に測れますね。

血糖値は、血糖値に関するお薬をのまれている方が家庭でご自身で測られる場合もありますが、比較的容易な操作で測れるようです。

そんな感じで、私たちは、上記の他にも、健康診断などでは、視力や聴力を測ったり、体力測定では、走る速さや握力を測ることがありますね。

【認知機能も、簡単に把握できれば・・・】

一方、認知機能については、ある指標をもって数値化することはできなくはないのですが、それには専門的な知識や技術、必要な道具、他者が実施してある程度の長い時間が必要でした。

そもそも、血圧や血糖値などの測定は、最初から自分一人で家庭で行えたものではなく、必要な研究とそれを可能にするさまざまな技術の進歩が相まって、小さな手軽に使える機材が家庭用に広まっています。
認知機能については、ICTを活用した機材を活用できる時代が到来したことで、「手軽に使える機材」という点に大きな進化のタイミングが訪れていますね。

【認知機能を把握して生活に役立てるために】

さて。少し話を前に進めましょう。

今まで私たちの生活の中では、体重や血圧は数値化して、時にグラフ化して、健康に関する取り組みに役立てていましたが、あたま(認知機能)については、それをする習慣がありません。

もし、認知機能を簡単に数値化したり、可視化(見える化)できたら、どのような変化が私たちの生活にもたらされるでしょうか?

認知機能とは、脳の認知に関する働きで、さまざまな働きがあります。
例えば、記憶力、注意力、空間認識力、理解力、判断力、計算力、読み書きの力、想像力・・・

毎日の生活の中で

「あー、なんか、今日、しんどいなぁ」

というときに、注意力も低下していることを発見できるかもしれません。

逆に、測定を継続するなかで

「あれ?今日は、注意力が低いな。そういえば、ここのところ、低めだな」

ということが分かった時に、疲れてるのかな?とか、寝不足が続いたからかなぁ、とか、生活を振り返って何らかの手立てを考えることが可能となるでしょう。

また、自分の認知機能の傾向を知ることによって、日頃から配慮することもできるかもしれません。

【介護の場面でも、認知機能の把握は大切】

介護などの支援の場面では、その人を個別化して、自立を支援できるように、必要な支援ができるように、ということが求められます。
記憶力が低下している人と、注意力が低下している人、空間認識力が低下している人の支援は、たとえ同じ病気を持っていらっしゃるとしても、異なる生活をされていて、必要な支援も異なるものであろうことは想像がつきます。

【「認知機能を見える化」するということ】

「認知機能を見える化」するということは、自分自身をより知ることにつながります。そして、それは、自分をよりヘルシーな状態を維持するために、役立てることができます。

「認知機能を見える化」するということは、介護や支援、教育において、対象者の状態や特徴を知り、よりその人に適切な方法を考え選ぶことにつながります。

つまり、「認知機能を見える化」することは、私たちの生活をより良いものにすることにつながります。

 

ちなみに・・・

「認知機能の見える化」を実現する一つのツールとして、「脳活バランサーCogEvo」があります。私たちはより良く計測できるように、また、計測結果をよりよく生活に活かせるように、「認知機能の見える化」について研究しています。

「脳活バランサーCogEvo」に関するトータルブレインケアのサイトは ⇒こちら

ブログ記事:「コグエボってなぁに?」 は ⇒こちら

 

※「脳活バランサー」は株式会社トータルブレインケアの登録商標です。
※「CogEvo」は株式会社トータルブレインケアの商標です。